「みん100のみなさんに聞きたいことがあります」
PCの画面越し、いつもの熱い口調で語り出したのは、100均メーカ商品開発の(株)スバルの青木氏だった。
(青木氏に密着した過去記事「みん100大陸」はこちら)
2021年の4月の終わり。昨年から続く世界的混乱の中で、春はひっそりと終わりを迎えようとしていた。
そんな季節のはざまで、私たちみん100と青木氏との5人でのzoom会議は始まった。
(※画像は合成です)
青木氏が着目したのは、みん100に投稿された「レンジのマイクロ波を遮断するフタ」というアイデアだった。
温めなおすのに、わざわざ盛ったサラダを別皿に移動する手間が面倒くさいので、サラダだけは、マイクロ波を通さないフタがあれば、お皿まるごと温められるので、楽でいいなぁと考えました。
アイデアの投稿主からのものは手作り料理のワンプレートや「家での食事」を想定したものであったが、青木氏からは「市販のコンビニ弁当やテイクアウト商品にも対応しているものが良いのでは?」という意見が寄せられた。
テイクアウトや持ち帰り弁当などの需要が急増している昨今、その意見は見過ごせないものであると我々も感じた。また、家の自炊の食事と市販品の両方に対応できれば最善であるとも。
しかしながらそれと同時に、こんな疑問もみん100メンバーの間では生まれ、飛び出した。
「そもそも、お弁当とかを分けて温めたいと考える人ってどれくらいいるんでしょうかね」
「めんどくさくて一緒に温めちゃうかもしれないです」
この「そもそも」という疑問は、商品開発において最重要思考ポイントであり一番初めにぶつかるべき場所でもある。
だが、そこから答えを導き出し、解決に進む術も我々は知っている。
「みん100ユーザーの声を聞いてみよう!」
こうして、スバルとみん100による「マイクロ波遮断作戦」は、静かに幕を開けたのであった。
To be continue…
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