ぷっくりオレンジ色の黄身にプぷるっぷるの白身。
そして端っこは焦げ目がついてちょっとカリカリ。
シンプルでありながらとっても食欲をそそる目玉焼き。

そんな目玉焼きはフェイクフードとしても大人気のアイテムです。
アクセサリーやキーホルダーなどで目にしている方も多いのではないでしょうか。

実は100円ショップの材料だけで作れるんです!
初めての方でも簡単に出来ますので一度チャレンジしてみませんか?

用意するもの

材料

  • 樹脂粘土(白)
  • アクリル絵の具(赤・黄色・茶色・黄土色)
  • 透明マニキュア

道具

  • つまようじ
  • メイクスポンジ
  • クッキングシート(無くても可)

 

樹脂粘土って?

樹脂粘土はクラフト用の粘土。
すこし固めの質感で弾力があります。
好きな形を作った後は自然乾燥で固まりますので
手軽にアクセサリーなどを作ることが出来る粘土です。

100円ショップダイソーで販売されていますので、
「ちょっと試してみたいな」という方にぴったり。

 

1.白身を作る

樹脂粘土の白を用意します。

必要な量を出してよく捏ねます。
量は自分が作りたい目玉焼きの大きさに合わせてください。

ピアスやネックレスにするなら小さめサイズから
マグネットやブローチにはちょっと大き目サイズ。
本物と見間違うリアルサイズも良いですね。

最初は若干ベタベタするかもしれませんが、
捏ねているうちにまとまってきます。

ある程度捏ねたらアクリル絵の具の白を少量混ぜてさらに捏ねます。


もともと白い粘土なので、絵の具の白を混ぜても見た目には変化は感じられませんが、
ダイソーの樹脂粘土は少し透明がかっている(様な気がする)ので、玉子の白身の真っ白を表現するために白の絵の具を混ぜています。

粘土を捏ねるなんて子供の時以来という方もおられるかも?
意外と癒される作業なので触感を楽しみながらよ~く捏ねてくださいね。

 

色が混ざって柔らかくなったら、白身を作っていきます。
クッキングシートの上で作業すると、はがしやすく扱いやすいのでお勧めです。

白身の形に正解はないので、お好きな形を作りましょう。
まんまるもよし、片方にどろ~っと流れ出るもよし。

中央をぷっくり、フチに行くほど薄くしていくとそれっぽくなります。

 

好みの白身が完成したら、黄身を置きたい場所を少しくぼませます。
小さい目玉焼きでしたらつまようじの頭でぐりぐりっとするといいサイズ。
黄身の大きさピッタリにする必要はないので、ちょっと小さめかな?くらいのくぼみにして下さい。

くぼみが出来たら、お好みでフチにリアル感を出していきましょう。
白身が端っこからだんだん固まってきている様子をチリチリで表現します。

フライパンの油の上でジュ~ジュ~と焼かれている目玉焼き。
白身に火が通ってぷくっと気泡ができて・・・と想像しながら。

最初につまようじの頭の方でざっくりと型をつけていきます。
そして型を付けた粘土が薄くなっているところを、次はつまようじの先の方でクシュクシュっと集めていきます。

これをフチ全体に施します。

きっと、まだ全然目玉焼きに見えないと思います。

でも大丈夫。
白身はこれで完成です。

 

2.黄身をつくる

続いて黄身を作っていきます。

同じく樹脂粘土の白に、アクリル絵の具の黄色と赤を少量混ぜ込みます。
鮮度のよさそうな食欲をそそる黄身の色になるまで絵の具を増やしたり減らしたりして調整してくださいね。

希望の黄身の色になったら、先ほど白身をくぼませたサイズより少し大きいお団子にします。

そしてそのおだんごを白身のくぼみにON!

上から指でむにゅっとちょっとだけ潰します。

おいしそうな黄身がのりました!
あまり潰しすぎると新鮮そうに見えないのでご注意。

黄身の作業をしている間に、先ほど作った白身がすこ~し硬くなってきていると思います。
この状態は、粘土の形自体を大きく変えることはできませんが、少しの細工なら非常にしやすい状態です。

フチから中央に向かって指で白身をググっと押してみてください。

黄身のまわりに白身の段ができましたか?
この白身のぷっくり感が美味しそう&本物っぽく見えるポイントかな、と思っています。

まだ美味しそうな目玉焼きにはほど遠いですよね?
いかにも粘土細工。

ご安心ください。
ここから目玉焼きを美味しそうにしてきましょう。

 

3.焼き色をつける

いよいよ焼き色をつけていきましょう!

黄土色と茶色の絵の具を使用します。
黄土色を水で薄く溶かし、メイクスポンジに付けます。
このスポンジは100円ショップで、不揃いなサイズが沢山はいっているやつです。


スポンジに付けた後、一度不要な紙にトントンとして少し色をおとしてください。
いきなり目玉焼きに付けると思ったより濃い色が付いてしまうので色を落とす為と、水分を取る為です。

スポンジで白身のフチをポンポンポンポン・・
こすらずにポンポンしていくのがポイント。
薄く薄く、フチを一周しましょう。

うっすら焼き目が付きました。
フチだけでなく、ちょっと内側にも色をつける箇所を作るとそれっぽくなりますよ。

 

5.焦げ目をつける

もうちょっとカリっとした方が美味しそうなので、さらに焦げ目をつけてゆきましょう。

茶色の絵の具を薄く溶いたものをスポンジに付けます。
こちらも紙にトントンして色と水分を落とすのをお忘れなく。


これを同じようにフチにポンポンしていくのですが、
全体に均一につけると作り物っぽくなってしまうので
メリハリをつけながらお好みの焼き加減にしていきましょう。

どこに焦げ目がつくのか・・
想像しながら焼き目をつければだんだんと美味しそうに。

どうでしょう?
先ほどの焼き色と焦げ目が2層になっています。
ずいぶん目玉焼きらしくなってきたと思いませんか♪

 

6.黄身に一工夫

いよいよラストスパート!
の前に。
ぷるんぷるんの半熟玉子とよ~くやけた黄身、どちらがお好みですか?
ちょっとだけ黄身に細工をしてふんわり火の通った感じを演出します。

絵の具の白をうすく溶いて、黄身の上にちょんちょん。


なでるように筆を動かすと筆筋が付いてしまうので、
ちょんちょん、と乗せていくのがコツです。

奥の何もしていない黄身と、手前のちょっと薄皮をかぶった黄身の違い、伝わりますか?

ここまでくればもう完成間近!
大きさにもよりますが1~3日、中までしっかり乾燥させてください。

 

7.美味しく見える仕上げ

 カチカチに乾燥したら、最終段階です。
透明のマニキュアを表面に塗っていきます。

そしてお好みで黒コショウをパラパラ・・・。

パンやハンバーグと組み合わせるときは無くてもいいですが、
単体で使うときはコショウはちょっとしたアクセントになります。
材料は黒っぽい粉ならなんでもいいと思います。

私が今回使用したのは


土です。
植木鉢にちょうどいい色の土がありました。

これは使えそう!というものを自分で見つけていくのも楽しいですよ。

 

8.完成

 とっても美味しそうな目玉焼きの完成です!

 

ちょっとアレンジ

目玉焼きのフチをチリチリにせずに、黄身を大き目にすると
こんな風にツヤっとおもちゃみたいな出来上がりになります。

ほんのちょっとの違いで、印象は随分かわりますよね。
使っている材料やその他作り方は先ほどの目玉焼きと同じです。

つやだし前

 

黄身細工後

 

つや出し+コショウ

 

これはブローチにしてもかわいい!

 

2種類の目玉焼きの作り方をご紹介しました。
思ったより簡単だったのではないでしょうか。

実際に作ってみると驚くほどすぐに出来上がります。

目玉焼きは単体でもかわいいですし、トーストに乗せたりバンズにはさんだりといろいろアレンジの利くアイテムです。

樹脂粘土はしっかり固まるので、マグネットやアクセサリーへの加工にもぴったり。

ぜひご自身のお好みの目玉焼きを作ってみてくださいね。